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オセアニア旅日記

T 旅立ち〜はじめてのウーフ


さて、私たちは2/6にニンビンをあとにし、ブリスベーン経由でPC界では超有名なエコビリッジ・CW入りしました。CWでは当初クリストファーという人のところでウーフするはずだったのですが、オーストラリア入りしてからキャンセルのメールが入り、やむなくニンビンで長居し、CWでは結局一泊だけすることにしたのでした。(でもおかげでこの期間にPCの教本をお互い一冊ずつ完読できました!英語の本をこんなに読んだのは初めて。また、あとでクリストファーのファームを覗きにいったらかなりワイルドなところで、恐ろしく隙間だらけの小屋で寝泊まりすることになっていた様子。蚊と蟻に襲われなくて良かった。)


現地に着くと、ある建物から人がうようよ出てきて記念撮影を始めようとしています。その中に由香理さんを発見。久々の再会を喜んでいるうちに「集団のカメラのシャッターを押してくれ」と頼まれました。この人達、そうそうたるメンバーでした。言わばオーストラリアを代表するパーマカルチャリスト達。というのは、ついにオーストラリアの一般教育にPCが取り入られるようになり、そのためのプログラムと指導者育成を兼ねた第一回合宿の最中だったのです。次々とカメラを渡されシャッターを押し、ちゃっかりとりえも加わって我がカメラにも収め、その後の夕食やパーティにも参加させてもらいました。「こんな機会に遭遇できるなんてすごいことよ。これもきっと必然のタイミングなのよ。」とは由香理さんのコメント。感慨深いものがあります。そこで紹介してもらった、ブリスベーンのシティファーム(アーバンPCの事例としては最適)にもその後訪問して案内してもらったり、この時のメンバーにその後会った時に「あの時の二人ね!」と覚えてもらっていたりして、とてもラッキーでした。それにしてもこの合宿(APT、Accredited PC Training)はかなりハードな内容だったようで、由香理さんにして「英語を使うのをこんなに辛いと思ったのは久しぶり!」と言わしめたほどきつかったそうです。
翌日はCWのデザインを手掛けたマックス・リンデガーのお宅を訪問したり、(「何でうちでウーフしなかったんだ?」と詰問されてしまった。早く言ってくれ!)由香理さんのガイドでこれもまた有名人のバリー・グッドマン宅やCW内をツアーしました。途中、案内してくれたバリー・オコーナーさんに対して、グランドデザインの設計思想やコミュニティづくりについてしつこく質問したので、「おまえたち何者だ?」と戸惑いながらも嬉しそうに答えてくれたのが印象的でした。

さて、CWを後にして、マレニーに到着。ここはかつてさびれた町を、ジル・ジョーダンをはじめとする人々が立て直して、いまや自立した町として評判のところです。(よくCWとセットでマスコミに紹介されています。)地域通貨やコープといった活動が盛んなことでも有名で、今回特に感心したのは投資システム。リスクを抑えてマレニーで新規事業を進められる様々な制度が整えられているようでした。また地域通貨も、日本では個人が通帳を持ち、お互いの通帳に記入し合うスタイルが多いようですが、こちらではただの簡単な用紙に書き込み、それを街の銀行に申告してはじめて記録されるというものでした。そうすることで取引の信用が高まり、システム全体で見た時に常にプラスマイナスゼロを維持することもできます。しかもオーストラリア東海岸だけでも300はあるという地域通貨の有力な幾つかは「インターレッツ」と呼ぶ提携関係を持っていて、そのことで実際に幅広い市民生活の中でシステムが生かされているとのことでした。
さてさて、最後にオーガニックショップについて一言。この東海岸はとっても充実しているようです。特に由香理さん宅近くの店は本当に良かった。調味料、豆類、穀物、シリアルなどかなりの品揃えで量り売りされています。醤油も!野菜や果物、パン類、書籍、化粧品も豊富だし、オーガニックな暮らしを実践したい人向けの情報提供も細やかにされています。今でも大きな店なのに、近々もっと大きく展開するとか。ということはそれだけの市場(マーケット)があるということ。うらやましく思いました。「こんな店が近くにあるところに移住したいね。」「いっそのこと自分達ではじめるか」などと身の程知らずの二人でありました。それにしても一個100円のマンゴが熟熟で美味かった!
ということで、まだまだ報告したいこともあるけれど、オーストラリア編はこれでおしまいにします。